2008年 04月 06日
春爛漫 |
春も本格的となり、大小さまざまな動物達の活動も活発化してきた。
ピョン吉といえば平面ガエル、ど根性ガエルだ。春の動物達の活発化に伴い、私の周辺でもど根性な連中が増えてきた。と言うことで本日は平面動物大全集。
1. 犬、猫 : これは日本でも珍しくも何ともない。野良はもちろんのこと、飼い主が存在していても単独外出を許可するとど根性状態になるリスクは自ずと高まる。飼い主の皆さん、ご注意を。
2. リス : おそらくど根性リスが数から言って一番多いのではないか。普段の動きはすばやいのだが、車を見かけたときの対処が脳内にインプットされてないに違いない。車の前で立ちすくんだり、逃げるのかと思いきや突然方向を変えて突進してきたりと、予測の付かない行動をとる。一番頻繁に見かけると言う事実にも簡単に納得がゆく。
3. ラクーン : いわゆるアライグマである。アライグマはシマシマでカワイイ、と思っている淑女も多いことと思われるが、そのような認識は外見のみからの判断であり、ラクーンの全体像を正確に捉えていない。こちらではラクーンといえば残飯漁り。ごみを漁り、滅茶苦茶に散らかしてゆく。いったん平面状態となると、長い尻尾の縞からそれがど根性ラクーンであることは容易に判別が付く。
4. グランドホッグ : 日本語で言うマーモット。リスの一種であるので、上記の2.に含めても良いのだが、あえて別項目とした。リスよりは数段大きく、ちょっとした猫くらいはある。姿形はリスと鼠を足して3で割り、なんだかちょっと割り切れないなー、といった感じである。
5. オポッサム : これはそれほど頻繁には見かけない。鼠に似ているが、コアラやカンガルーと同じように有袋類に属する。早い話が進化し損ねたのだろうが、最近の「正しい語彙」では進化進行形動物とでも言わなくては、しかる人々から抗議を受けるかもしれない。危険を感知すすると死んだ振りをする。何故ど根性となってしまうのか、よく納得が行く。オポッサムの平面化を防ぐためには、死んだ振りが車に対して役立たないことを彼らに啓蒙してゆかなくてはならない。
6. アルマジロ : 日本には生息していない生き物。オハイオに住んでいたときには見たことが無かったが、ここアラバマではど根性アルマジロを頻繁にみかける。アルマジロという名前は、スペイン語で武装した者という意味だが、車には彼らの武装も役立たない。夜中に病院へ呼び出されたときに一度だけ、歩いているアルマジロを見かけたことがある。夜行性なので、こういうときにしか目にするチャンスが無い。
7. 鹿 : 小鹿のバンビちゃんから、かなり大きいものまで、いろいろな大きさのものを見かける。ほかの動物と違うのは、その大きさのために完全な平面状態となることは、ロードローラーにでも轢かれなければありえない。半平面状態のものがほとんどである。したがって完全など根性と言うには、根性が少々足りないようである。
8. コヨーテ : ごく最近まで、彼らが身近に存在しているとは知らなかった。野良犬だとばかり思っていたが、形が少し犬とは異なる。しかし一旦ど根性コヨーテとなってしまうとど根性犬との見極めが非常に難しい。
9. スカンク : これはオハイオでは多かったが、幸いなことにアラバマには比較的少ない。姿を見つけるまでも無く、風向きによっては相当離れたところからでもど根性スカンクの存在は認識できる。臭いはいわゆる動物臭とは似ても似つかない類のものだ。うまく言い表せないが、猛烈に不快な青臭い臭い、あるいは腐ったクーラントの臭い、とでもいうべきか。クーラントが腐ることは無いと思うが、とにかくそういうことを連想させる臭気なのだ。アメリカに来た当初は、いったいこれが何の臭いなのか、皆目見当が付かなかった。
以上私の身の周りの色々など根性な連中を挙げてきた。毎年、ど根性な連中が増えてゆくのを見るに付け、春爛漫と言う気分になってくる。
注)このブログを書くにあたり、一匹の動物も傷つけられたりしてはいません。
( Rollei 35SE, Sonnar 40mm F2.8, Kodak Gold 200, 東京都江東区の平面プー )
ピョン吉といえば平面ガエル、ど根性ガエルだ。春の動物達の活発化に伴い、私の周辺でもど根性な連中が増えてきた。と言うことで本日は平面動物大全集。
1. 犬、猫 : これは日本でも珍しくも何ともない。野良はもちろんのこと、飼い主が存在していても単独外出を許可するとど根性状態になるリスクは自ずと高まる。飼い主の皆さん、ご注意を。
2. リス : おそらくど根性リスが数から言って一番多いのではないか。普段の動きはすばやいのだが、車を見かけたときの対処が脳内にインプットされてないに違いない。車の前で立ちすくんだり、逃げるのかと思いきや突然方向を変えて突進してきたりと、予測の付かない行動をとる。一番頻繁に見かけると言う事実にも簡単に納得がゆく。
3. ラクーン : いわゆるアライグマである。アライグマはシマシマでカワイイ、と思っている淑女も多いことと思われるが、そのような認識は外見のみからの判断であり、ラクーンの全体像を正確に捉えていない。こちらではラクーンといえば残飯漁り。ごみを漁り、滅茶苦茶に散らかしてゆく。いったん平面状態となると、長い尻尾の縞からそれがど根性ラクーンであることは容易に判別が付く。
4. グランドホッグ : 日本語で言うマーモット。リスの一種であるので、上記の2.に含めても良いのだが、あえて別項目とした。リスよりは数段大きく、ちょっとした猫くらいはある。姿形はリスと鼠を足して3で割り、なんだかちょっと割り切れないなー、といった感じである。
5. オポッサム : これはそれほど頻繁には見かけない。鼠に似ているが、コアラやカンガルーと同じように有袋類に属する。早い話が進化し損ねたのだろうが、最近の「正しい語彙」では進化進行形動物とでも言わなくては、しかる人々から抗議を受けるかもしれない。危険を感知すすると死んだ振りをする。何故ど根性となってしまうのか、よく納得が行く。オポッサムの平面化を防ぐためには、死んだ振りが車に対して役立たないことを彼らに啓蒙してゆかなくてはならない。
6. アルマジロ : 日本には生息していない生き物。オハイオに住んでいたときには見たことが無かったが、ここアラバマではど根性アルマジロを頻繁にみかける。アルマジロという名前は、スペイン語で武装した者という意味だが、車には彼らの武装も役立たない。夜中に病院へ呼び出されたときに一度だけ、歩いているアルマジロを見かけたことがある。夜行性なので、こういうときにしか目にするチャンスが無い。
7. 鹿 : 小鹿のバンビちゃんから、かなり大きいものまで、いろいろな大きさのものを見かける。ほかの動物と違うのは、その大きさのために完全な平面状態となることは、ロードローラーにでも轢かれなければありえない。半平面状態のものがほとんどである。したがって完全など根性と言うには、根性が少々足りないようである。
8. コヨーテ : ごく最近まで、彼らが身近に存在しているとは知らなかった。野良犬だとばかり思っていたが、形が少し犬とは異なる。しかし一旦ど根性コヨーテとなってしまうとど根性犬との見極めが非常に難しい。
9. スカンク : これはオハイオでは多かったが、幸いなことにアラバマには比較的少ない。姿を見つけるまでも無く、風向きによっては相当離れたところからでもど根性スカンクの存在は認識できる。臭いはいわゆる動物臭とは似ても似つかない類のものだ。うまく言い表せないが、猛烈に不快な青臭い臭い、あるいは腐ったクーラントの臭い、とでもいうべきか。クーラントが腐ることは無いと思うが、とにかくそういうことを連想させる臭気なのだ。アメリカに来た当初は、いったいこれが何の臭いなのか、皆目見当が付かなかった。
以上私の身の周りの色々など根性な連中を挙げてきた。毎年、ど根性な連中が増えてゆくのを見るに付け、春爛漫と言う気分になってくる。
注)このブログを書くにあたり、一匹の動物も傷つけられたりしてはいません。
( Rollei 35SE, Sonnar 40mm F2.8, Kodak Gold 200, 東京都江東区の平面プー )
by goodsurgeon24hrs
| 2008-04-06 07:04
| 日常
|
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Comments(4)
Commented
by
ricora-s at 2008-04-07 23:58
オポッサムが死んだふりということは、それを持ち上げたりしても
死んだふりをしていてくれるのでしょうか??^^;
道路でいきなり死んだふりしてしまったら、そのまま・・・><
コヨーテですか!!!一度、見てみたいですね。
おおかみみたいなのですよね?おおかみ好きなのです^^
住んではるところは、自然がいっぱいなのでしょうか?
いろんな動物を見かけられるのっていいですね~。
死んだふりをしていてくれるのでしょうか??^^;
道路でいきなり死んだふりしてしまったら、そのまま・・・><
コヨーテですか!!!一度、見てみたいですね。
おおかみみたいなのですよね?おおかみ好きなのです^^
住んではるところは、自然がいっぱいなのでしょうか?
いろんな動物を見かけられるのっていいですね~。
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by
surgeon24hrs
at 2008-04-08 11:20
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ricora-sさん、立ち寄ってくださってありがとうございます。
持ち上げたとき? さぁ? 今度ど根性オポッサムではなく、ちゃんとした立体オポッサムを見つけたら、実験してみたいですね。
ちなみに英語で死んだ振りをする事を、play opossumという事があるようです。
色々な動物を見られるのは確かに楽しいのですが、やはりスカンクだけは御免です。
持ち上げたとき? さぁ? 今度ど根性オポッサムではなく、ちゃんとした立体オポッサムを見つけたら、実験してみたいですね。
ちなみに英語で死んだ振りをする事を、play opossumという事があるようです。
色々な動物を見られるのは確かに楽しいのですが、やはりスカンクだけは御免です。
私は面白く読ましていただいたのですが、最後の一行には思わずにんまりしてしまいました。
でも私の周りには「えげつないアメリカのブラックジョークだ」と言う人も居ます。確かにアメリカでは大惨事が起きた時でもジョークにしてしまうような事があります。
でも、この話はそんな大げさな事だとは私は思わないのですが。
でも私の周りには「えげつないアメリカのブラックジョークだ」と言う人も居ます。確かにアメリカでは大惨事が起きた時でもジョークにしてしまうような事があります。
でも、この話はそんな大げさな事だとは私は思わないのですが。
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by
surgeon24hrs
at 2008-04-14 08:41
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