2008年 03月 16日
危機管理読本 竜巻編 |
(写真はフリーサイト http://www.anticyclone.com/index.html より)
昨日チョロッと竜巻について書いたところ、どう注意すればよいのか、と言うコメントを頂いた。そこで本日は趣向を変えて番外編、「竜巻が来たらどうしたらよいか」講座。
屋内に居たら地下へ避難し、小学校の地震避難訓練でやったように頑丈そうな机などの下に隠れる。万が一床が抜けたときの事を考えて、ピアノや冷蔵庫などの重いものの真下にならないように気をつけること。飛び散る破片は大変危険なので、体に破片が当たらないようにマットレスや布団などをかぶること。バスタブの中なども隠れるには良い場所である。
地下が無ければ、最下階まで降りて行き、窓からなるべく離れた建物の中央にある小さい部屋に避難する。
車などの乗り物の中に居ることは、非常に危険。まだ竜巻が遠いようだったら、そのまま車で竜巻の進行方向に対して90度になるような方向へ速やかに逃げる。竜巻が近ければ、即座に車から降りて近くの建物に入る。橋の下で車に乗ったまま避難するというのは絶対にダメ。確実にあの世行きとなる。
野原のようなところだったら、木や車などから出来るだけ離れたところでうつぶせになり、頭を手で保護する。窪んだ場所があれば、そこで避難する。橋の下での避難はご法度。
どこに避難しようとも、うつぶせになり頭を手で保護する、と言う姿勢は基本中の基本。
「建物の中に居たら、建物の中の気圧と外の気圧を等しくするために窓を全開にしろ」というのは都市伝説であって、全くのウソ。間違えても、窓は開けぬように。
基本的なことは、こんなところだ。一番大切なことは、パニックに陥らないこと。
以上本日のブログ、番外啓蒙編、でした。
ところでこちらのマンガをみていると、竜巻には必ず牛が巻き込まれてぐるぐると回っている。もしも竜巻からの生還者にあったら、「牛は本当にいましたか?」と聞いてみようっと。
by goodsurgeon24hrs
| 2008-03-16 03:55
| その他
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Comments(2)
どうもありがとうございます。
と言いますか、余計に恐ろしくなったのですが。
私は医師ではありませんが、病院に勤務している事務員です。
まことに厚かましいのですが、海外の病院の様子も少し書いていただければありがたいのですが。
日本では「外国の医療は正しい。」と言うような事を前提に報告されている方が多いようなので。
と言いますか、余計に恐ろしくなったのですが。
私は医師ではありませんが、病院に勤務している事務員です。
まことに厚かましいのですが、海外の病院の様子も少し書いていただければありがたいのですが。
日本では「外国の医療は正しい。」と言うような事を前提に報告されている方が多いようなので。
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Commented
by
surgeon24hrs
at 2008-03-19 06:07
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またまた、今後のヒントをありがとうございます。
壮大なテーマですので、少しづつ書いて行こうと思います。
壮大なテーマですので、少しづつ書いて行こうと思います。