2008年 03月 10日
泡沫(うたかた) |
昨日より一泊でテネシー州ナッシュビルへ行って来た。ナッシュビルと言えばカントリーミュージック。しかしカントリーミュージックには何の興味も無い、と言うかハッキリ言って嫌いな私には何のありがたみも無い。街の風景でも撮影できたらとNF-1とKlasse Wを持参した。残念なことに空き時間が思ったように作れず、カメラは活躍の場無く帰宅した。
ところで、
ポラロイドフィルムの製造販売中止が色々なところで取りざたされている。フィルムカメラ関係の雑誌では必ず登場するSX-70を筆頭に、ポラロイドはまだまだ人気があるようである。私はポラロイドには興味を持った事も無ければ実物も所有していないので、幸いフィルムの買いだめに奔走する必要は無い。つまり、私には何の影響もない。
しかし、これがもしフィルムの終焉の日であったらどうであろう、と考えると戦慄が走る。フィルムカメラを抱え込んだ私はどうしたらよいのか。写真を撮る道具が、一瞬にしてアンティークの置物と化してしまう。そうなると選択肢は2つ。置物としてキープするか、値崩れする前に売り払ってしまうかのどちらかだ。そんな日が、少なくとも私の生きているうちにはやってこないことを願っている。
断っておくが私は頑なにフィルムカメラに固執しているのではない。ただ今までずっと、なんとなくデジタルカメラを手に入れる機会を失い続けているだけだ。いつか「フィルムやめますか、写真やめますか」と言う日が来たら、私は迷わず尻尾を振ってデジタルカメラに走る。
この時代にフィルムカメラを扱うという行為は、クラッシックカーを維持する行為と似ている。利便性や性能では劣るものの、所有する楽しさや操作する楽しさがある。私がフィルムの行く末を心配するように、クラッシックカー趣味の人々はパーツの入手状況などに一喜一憂するのだろう。
それが趣味と言うもの。案ずる事もまた楽し。
ところで、
ポラロイドフィルムの製造販売中止が色々なところで取りざたされている。フィルムカメラ関係の雑誌では必ず登場するSX-70を筆頭に、ポラロイドはまだまだ人気があるようである。私はポラロイドには興味を持った事も無ければ実物も所有していないので、幸いフィルムの買いだめに奔走する必要は無い。つまり、私には何の影響もない。
しかし、これがもしフィルムの終焉の日であったらどうであろう、と考えると戦慄が走る。フィルムカメラを抱え込んだ私はどうしたらよいのか。写真を撮る道具が、一瞬にしてアンティークの置物と化してしまう。そうなると選択肢は2つ。置物としてキープするか、値崩れする前に売り払ってしまうかのどちらかだ。そんな日が、少なくとも私の生きているうちにはやってこないことを願っている。
断っておくが私は頑なにフィルムカメラに固執しているのではない。ただ今までずっと、なんとなくデジタルカメラを手に入れる機会を失い続けているだけだ。いつか「フィルムやめますか、写真やめますか」と言う日が来たら、私は迷わず尻尾を振ってデジタルカメラに走る。
この時代にフィルムカメラを扱うという行為は、クラッシックカーを維持する行為と似ている。利便性や性能では劣るものの、所有する楽しさや操作する楽しさがある。私がフィルムの行く末を心配するように、クラッシックカー趣味の人々はパーツの入手状況などに一喜一憂するのだろう。
それが趣味と言うもの。案ずる事もまた楽し。
by goodsurgeon24hrs
| 2008-03-10 11:59
| 写真
|
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Comments(2)
Commented
by
JORI
at 2008-03-11 16:33
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非常にくだらないことなんですが
私昔写真部だった男の子とつきあったことありまして
暗室って言うのがすごおおおおくドキドキする空間だった訳です。
モノクロフィルムから転写された映像が、白い紙みたいなのを液体につけてゆすると浮かび上がってくる…
なんて言うか薬臭い、赤いライトだけの空間に好きな子と一緒にいるというのが
ノスタルジィですわ
デジタルカメラになって、そういうときめく要素が薄れているなあと殺伐した想いにかられるのです………
私昔写真部だった男の子とつきあったことありまして
暗室って言うのがすごおおおおくドキドキする空間だった訳です。
モノクロフィルムから転写された映像が、白い紙みたいなのを液体につけてゆすると浮かび上がってくる…
なんて言うか薬臭い、赤いライトだけの空間に好きな子と一緒にいるというのが
ノスタルジィですわ
デジタルカメラになって、そういうときめく要素が薄れているなあと殺伐した想いにかられるのです………
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Commented
by
surgeon24hrs
at 2008-03-12 09:05
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素敵な話をありがとうございます。青春ストーリーですね。いろいろと想像が膨らんでゆきます。それを基にして、短編小説が書けそうですね。
私の暗室体験は中学生のころでしたので、恋の甘酸っぱさはなにもなく、ただ薬品だけが甘酸っぱい匂いでした。
私の暗室体験は中学生のころでしたので、恋の甘酸っぱさはなにもなく、ただ薬品だけが甘酸っぱい匂いでした。