2008年 01月 27日
薪が足りなくなる? |

現在我が家には、暖炉が二箇所にある。一箇所は普段あまり使用していないリビングルーム。こちらはガスの、いわば似非暖炉である。そしてもう一箇所は、普段使用している文字通りのリビングルームにある。こちらは薪を燃す、本物の暖炉。
ガスの暖炉モドキは、簡単でよいのだがどうもいただけない。ガスストーブと同様の、なんとなく不快な臭いがする。耐熱素材でできた偽の薪が3本ほど入っているのだが、やはり本物にはかなわない。風情という点で、著しく見劣りがする。
薪を使用する本物の暖炉は、冬の間フル回転である。やはり本物は火が良い、音が良い、香りが良い。暖炉は暖房器具としては、とても熱効率が悪い。ものの本によると、70%の熱は煙突から逃げ去り、残りのわずか30%のみが実際に暖房に役立つそうである。しかしそんなことは一向にかまわない。そもそもいまどき暖炉を暖房器具としてなど利用することはあり得ない。雰囲気や音、香りを楽しむために焚いているのである。セントラルヒーティングで暖房して、さらに暖炉を焚くのである。
今年は11月に、薪をトラック一杯分買い込んだ。毎年冬の初めになると、道路淵に薪を満載したトラックを見かける。もちろん、薪は売り物である。仕事の帰りに立ち寄ってみた。値段をトラックのおじさんに聞くと、トラック一杯で$70、半分で$40とのこと。どうやら、アメリカでは「トラック」というのが薪の量を測る単位のようだ。私の目にはトラック一杯では多すぎるように見えたので、半分買うことに決定。トラックのおじさんが私の車のあとを追って、そのまま家まで配達となった。支払いを済まし領収書をもらうと、おじさんの名前がなんとMr. Burn。嘘のような本当の 話。
家に着くと配偶者が、半分ではなくトラック一杯必要だ、と言う。こういうとき、私は一言も論議をしない。この類のことは、常に配偶者が正しい。結局トラック一杯を$70で購入し、冬に備えることとなった。
そしていま、1月の下旬。我が家の薪はもうすぐなくなりそうである。
by goodsurgeon24hrs
| 2008-01-27 09:46
| 日常
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