ショボ!! |
ふと気がつくと、もう5月。振り返ってみると、前回の更新が4月13日。あと数日で1ヶ月にわたる休眠ブログとなってします。
昨夜も、私が結婚して以来ずっと同居している女性に「最近ブログをさぼっているわね」と指摘をされてしまいました。
こちらはと言うと、5月になったと言うのに今年はなかなか暖かくなりません。明日は最低気温がマイナス1度、最高気温は6度、おまけに雪の予報となっています。
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世の中には、危険な仕事というものがたくさんある。しかもその様な仕事は、ある時突然危険度が増したりする。
日本での一例を挙げれば、震災の原発事故処理をする人々などがそれに該当するであろう。アメリカでは2001年9月11日のニューヨークでのテロで救助などに当たった消防士達。この様な仕事は、業務遂行のために命を落としかねない状況に突然放り込まれる事になる。
アメリカではこの様に突然危険な仕事をしなくてはならなくなった人たちを「ヒーロー」として国を挙げて感謝をする文化がある。
現在こちらで取り上げられている「ヒーロー」は、医療従事者である。すでに医療行為の中で感染し、命を落とした人も増えてきた。今のアメリカ社会では医療従事者 =「ヒーロー」という図式が成立している。
石油会社のBPでは、感謝として医療従事者、救急車のスタッフ、その他の新型コロナ医療の最前線で働く人々にはガソリンを1ガロン(約3.8 L)あたり50セントで売る、というキャンペーンを始めた。私も堂々立場を利用して、安値で満タンにさせていただいた。
空からの応援もある。海軍のブルーエンジェルスや空軍のサンダーバーズが大きな都市を低空飛行してメジャーな病院の上空を周り医療従事者を応援する、というパフォーマンスを繰り広げている。
ブルーエンジェルスもサンダーバーズも、どちらも超音速戦闘機による曲技飛行で有名だ。ぜひ私が住むところにも飛来して欲しいと思っていた。
そして、「その日」はついにやってきた。
予定時間は知らされていたので病院の最上階の見晴らしの良い場所で待っていると、遠くからやってくる黒いゴマ粒の様なものが青空の中に見えてきた。しかし、ブルーエンジェルスやサンダーバーズにしては遅い! それもそのはず。残念なことに、我々のところに来たのは空軍の輸送機の2機編隊であった。ショボイ!
こうして我々は「ヒーロー」とおだてられながら、今日も働くのであった。
と、この様に書くと私も危険を犯しながら働いている様に聞こえるが、幸い私は直接的に新型コロナウィルスに触れることは、今のところ無い。要するに、便乗ヒーローなのである。
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追記
この記事を上げて数時間経った夜、日本のニュースをストリーミング配信で見ていた(TV東京。World Business Satelite)。その中で、医療従事者に対する差別や偏見にどう対処するべきか、と言う話題が取り上げられていた。
日本では医療従事者は非常事態の中で労働することによって差別や偏見に晒される対象なのか、と私は非常に驚いた。日本人、一体どうなってしまったのか?
<読了>
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレディ みかこ
「罪と罰」 ドストエフスキー
自分は何もする事も無くただじっと自宅待機...
それも延長となりましたd( ̄  ̄)
日本でも様々な形で応援をしています。
何かお手伝いは出来ないものかと思っていますが
今は何も出来ないのでしっかりと不要な外出は控えて迷惑をかけないようにするのが精一杯^^;
surgeon 24 hrsさんもいつ呼び出しが掛かるか分かりませんのでどうかお身体だけはご自愛下さいね ^^
医療機関はほんとにリスクが高いですね。来院したら見ないわけには行かないし。そして一番の問題は、患者さんがほんとのことを喋るかどうかも分かりません。当院で怪しい症例を検査に大きな医療機関に回したらコロナ陽性でした。診察の前に入念に県外に移動したか、家族の行動は?職場に県外から移動してきた人間はいないのか?発熱者は身近にいないか?と沢山の質問をしたけど、全ていません、ありませんと返答したその患者さんは、紹介先の医療機関の検査で陽性。後から分かって事実はその人は実は感染多発地の息子が週末実家に帰って合っていたとか、東京に行って遊んでいたとか、危険な感染リスクが実はあったのに、嘘をついていたことが判明。これじゃ、医療機関で感染が多発してもおかしくないですね。個人の常識を疑ってしまう一例でした。幸いにも僕には感染しませんでした┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
私は今のところ直接携わる様な状況にはなっていませんが、ICUに行く時などは少々緊張します。
本当に医療従事者だけでなく、非常に多くの方々が働いていますね。テレワークのできない職種って、まだまだいっぱいありますもんね。なので、李陵従事者や救急車のスタッフだけを取り上げてヒーローと持ち上げるのは違和感がありますね。面に出ないヒーロー達がたくさんいると言うことを忘れってはならないと思います。
そうですか、陽性の患者さんを実際に診察することがあったのですね。第一線で働いていらっしゃるから、危険が高いですね。その点私は、今のところはそれほど高い危険度では無いと思っています。
なるほど、本当のことを言わない、ですか。そう言えば妖精とわかった後で山梨からバスで東京まで移動した人がいましたけど、あの人も最初は嘘をついていましたっけね。
今回ほど公衆衛生学が重要なんだなと思ったことはありません。学生の頃は、公衆衛生の授業なんてつまらないし、興味はないしで、全然真面目に勉強した記憶がありません。お恥ずかしい。
こちらでは「自粛警察」みたいな動きがあっていやになります。100%の人が従う世の中のほうがコロナより怖いです。政府も80%を目標にって示してますしね。
この新型コロナもはやく普通のインフルエンザになることを願っています。(いい薬や有効なワクチンが開発されて)
surgeon24hrsさんもご自愛くださいね。
いやはや、5月の雪なんて、寒くて参ってしまいました。一晩降って、止みましたが、温度が全く上がりません。
自粛警察、いろんなところで記事で見ました。ああ言う履き違えた正義感というのは本当に困りますね。しかも、履き違えているにせよ本人達は正義感と思っているので、尚更達が悪いですね。根っこでは、ネット右翼なんかにも通じるのかもしれません。
今までに多くの伝染病が現れその度に人間は克服してきましたから、今回も楽観的に思っています。スペインかぜでは日本国内だけで29万人がなくなりました。
新型コロナ、終焉は不可能ですが早く収束して欲しいですね。がんばりましょう!
ご存じでしょうが、日本でも神奈川県知事が「コロナファイター」とかいって
ステッカーまで作ったけど、浸透してるんでしょうか(苦笑)
コロナウィルスのしたたかさは人の心まで蝕んでるところですかね。
嫌なニュースが多いですが、医療従事者に差別的な態度や発言をする人は
そもそも何に対しても自分の信じる常識や考え以外、認めない人なのでしょう。
ーそれが未知なものであり恐怖を伴うものーであればなおさら
極力排除することが正当だと思っているのかもしれません。
それが差別であるという意識さえないのだとしたら悲しいことです。
「僕はイエローで~」私も去年新刊で読みました。
「子供たちの階級闘争」も面白かった。最近また読み返し
色々考えさせられたところです^^
ネット新聞の記事で見ましたが、県外ナンバーの車に「xx県在住です」という様なステッカーを貼る、というのを見かけました。「コロナファイター」は知りませんでした。
先日のテレビで、ノーベル賞の山中教授が出て、医療従事者への差別をやめて欲しい、という話をしていました。親が病院で働いていると、幼稚園、保育園、託児所などで子供を預かってくれない、というのも聞きました。
「僕はイエローで .....」は、彼女の軽妙な文章のために大変に読みやすいのですが、書いてある内容はかなり重い話ですね。この様な重要なメッセージの話を軽妙洒脱に書いてしまうのって、すごいですね!
『子供達の.....」はまだ読んでみません。確か「僕はイエローで .....」の前の作品ですね。順番がずれましたが、是非読んでみたいと思います。
日本ではそんな差別があるんですね。
コロナを持っているかもしれない、という理由からですか?
今日のNYTimesに、コロナを克服した人たちが差別にあっている云々の記事がありましたが、それはもっと意味が分かりませんでした。
克服したならantibodyがあってイイんじゃないかと…
まぁ、今の日本の社会はヒーローレスと言うか、aspireする物のない状況ですよね。
どうしてだろ。
深い深い理由がありそうですが。
ヒーローレスは日本だけではないかもしれませんネ。
誰もが携帯で大幅修正写真を撮ってインスタに載せれば、ほんの短い時間、自分でスターやヒーロー気分を味わえる時代です。
たまたま見たニュースで、そう言う差別があるのかと情けなくなりました。看護師の子供は幼稚園や保育園で預かってもらえない、などと言う様なことが起きているそうです。
克服した人たちへの差別もあるのですか。どれもこれも過剰反応ですね。
♬ You can be a hero, just for one day