茶色い魔術 |
以下の話は、あまり心地よくない臭気を伴う表現が随所に登場いたします。お食事中の方、ないしは今まさにお食事を始めようとなさっている方々は、時を改めてお読みいただくようご提案させていただきます。
何を隠そう、今回は雲古の話をしようと思う。
やはり人生においては健康であることが第一の幸せだ。健康でなければ、美味しいものを美味しく頂くと言うなんでもないような幸せに浴することは不可能だ。言うまでもなく、日々のなんでもないような幸せこそが特上の幸せなのだ。
美食の後は、当然頂いたものを雲古として外界に戻さなくてはならない。
私が雲古をする最中は、トイレは静かで落ち着く読書空間と化す。時には読書に夢中になり、雲古が終わった後でもそのまま座してキリの良いところまで読書を続けることもしばしばある。
そんなに長くトイレを占領しては家族の迷惑にあるのではないかと危惧される方もいるかも知れない。しかしこれは心配ない。我が家にはバスルームが5つある。アメリカの家は、家中トイレだらけなのだ。
現在こそ快食快便の私であるが、子供の頃は便秘気味であった。幼少の私に向かって母は、額中央の髪生え際から少し頭髪側に上がったあたりの前頭部を撫でると雲古がよく出る、と教えていた。彼女に拠ると排便の中枢がその辺にあるので、そこを刺激すれば良いと言うのである。
なるほどそういうものかと、まだ齢2桁に届かぬ幼少の私は素直に言われた通りに実行した。結果は驚くなかれ、大変な効果を奏したのであった。
そして何十年かの月日が過ぎ去り、私は医学で生計を立てる身となった。わかったことは、母が言っていたことには何の根拠もない、と言う事実であった。
頭蓋骨を割って直接脳を刺激するなら別であるが、チョイト頭皮を優しく撫でたくらいでは何の刺激にもならない。そして、そもそも排便の中枢は、そのようなところには存在しないのである。要するに母が私に言ったことは、例えば右手の親指と人差し指で左の乳首をつまむと雲古が出やすいと言うのと同じくらい不正確かつ根拠のないものであったのだ。
それにしても、と思う。彼女の言ったことには確かに効果があったのだ。
<読了>
「ガリバー旅行記」 ジョナサン・スイフト
雲古には額をなでなで。(字余りっ;)
私が若い頃、教えてほしかったです。
いかにUSの家でも、バスルーム5っは多いですよっ!
流石、豪邸にお住まいですね。
自分生まれてこれまで便秘って数回ぐらいしかなった事が無いと思います(笑)それだけ腸に関しては至って快調であります(笑)
なので本を読むという時間すらありません(苦汗)
座ったら出すみたいな(爆)鳥かよ(爆汗)
そぉなんです出かける前に座り出すみたいなまるで飛び立つ時に出す鳥のよう...(笑)
きっとそうしたご賢母さまの遺伝子が、ドクターの今に繋がって、名医としてのご活躍なのだと感じました。
それにしてもバスルーム5つとは‼︎素晴らしい豪邸‼︎(๑˃̵ᴗ˂̵)و
納戸でも良いので、住まわせていただきたいです。(*´艸`)
元々凄い便秘気味でした。
現在は毎晩アローゼン服用して、毎日か一日おきくらいには出ています。でも時々すーっと出ない場合もあります。少しだけ力を入れて出せば出るみたいな。一応出ていて、色は問題ないので良しとしています。どこか狭いところがあり出にくいなど問題は無いかと心配することもあります。以前CFを1回受けたことがあり、あの大量の下剤を全部飲めず大変でした。二度とCF受けたくない感じです^_^;
我が家 じい様 婆様 家族が7人いた時は
朝のトイレ 奪いあい、、
負けた人は 鼻をつまんで 入ってましたよ。
ストレスなく出るものが出る 最高ね。
今 寒いから 便座 温かいとズーーと座っていたいです。
本読んでもいいな。
デリケートな臓器なんですよね。
ストレスや、環境の変化ですぐに便秘や下痢になってしまいます。
でも、お母様の魔法の言葉が小さな奇跡を起こし続けたんですね。
にしてもトイレが読書室?!ですか。
本を片手に沈思黙考ならぬ、ウンシモッコウなんちゃって^^;
多分大人になってから言われても、そんなことあるわけないじゃん、と信じなかったのでしょうが、なんせkどもでしたので素直にルーティーンとして身についてしまったのでしょうね。面白いものです。
おー、魔王さん消化器系は完璧なのですね。と言うことは、これからもテベものブログ期待できそうですね!!
なるほど、これはホメオパシーなのだったのか! なるほどホメオパシーの例外にもれず、なんの科学的根拠のないものですが、信じるものには効きました。あはは。
いえいえ、狭い家にバスルームが5つ。要するに家中お便所だらけなのであります。
おやおや、便秘気味でいらっしゃいますか。
私は学生時代に原因不明の腹痛があって、一度CFを受けたことがあります。Sedationも何もしてくれなくって、結構辛かったことだけは覚えています。2度と受けたくないって、わかります。
我が家は人数以上にバスルームがあると言う変な有様です。おまけに来年度からは息子が大学に出るので夫婦2人でバスルーム5つ!ありすぎです。
日本はトイレがハイテクですよね。欲しいとは思うのですが、こちらではトイレにコンセントがないのですよ。なのでローテクで我慢しています。
腸は第二の脳ですか。なるほど。そう言われればなんとなく納得が行きますね。
全くどこから仕入れてきた情報だったのかはわかりませんが、母もいい加減なことを言っていたなぁ、と思い出した次第です。でも、なんであれ効果があればオーケーですね。
トイレ、最高の読書空間ですね。1人で誰にも邪魔されませんし。えへへ。ウンシモッコだかフンシモッコウだかわかりませんが、こもったら私長いです。
今回も楽しませて頂いておりますです
実は私も子供の頃、便秘かちでして、学校に検便を持っていく日になっても全然出なく、困り果てた私を見かねた今は亡き親父が代便してくれたのを思い出しましたです
エセ医学の話、読んでいただけて恐縮です。
あー、そういえば検便ってありましたね。はじめの頃は金属製の小さな容器に本当に便を入れて持って行ってましたが、途中からシールのようなものを局所にペタリと言うやつに変わりました。なんか懐かしい。確か今はどちらもやっていないと聞いています。
バスルームは、一人に一つづつ+ゲスト用ですか。
お掃除が大変ですが、クリーニングレディが担当?
トランプのおかげで、クリーニングレディも居なくなりそうですよね。
しかし、素晴らしいお母様ですね。
医の才は、お母様譲りだったのですね。
確かに掃除は5倍になりますね。ありがたいことに配偶者が綺麗に保っていてくれています。
医の才ではなくて、これはもう、何も根拠のないことを無理やり信じさせてしまうと言う、一歩間違えば詐欺の才能ですね!困った母です。あはは。