2008年 01月 26日
パインカー ダービー |
パインカー ダービーというのをご存知だろうか。
http://en.wikipedia.org/wiki/Pinewood_Derby
私も8歳の息子がカブスカウトに入るまで、聞いたこともなかった。 これはアメリカのカブスカウトのイベントの一つ。子供たちが直方体のパインウッドのブロックから自動車をつくり、坂道をころがして競争するのである。厳しいレギュレーションがあり、これをパスしないとレースに参加できない。
レギュレーションとは、こうである。
車幅が2 3/4 インチ以下。
全長が7 インチ以下。
重量は5オンス以下。
タイヤは規定のもの以外、使用禁止。
地面から車の床までの高さが最低3/8インチあること。
ホイールベースはキットのブロックから変えてはいけない。
タイヤにベアリング、ワッシャーなどを使ってはならない。
スプリングを使ってはならない。
今日はいよいよ、待ちに待ったパインカー ダービーの日である。この日のために、私も息子も去年の12月からコツコツと人知れずレースマシーンを制作していたのだ。
近くの教会のホールが会場である。夕方4時半から5時半までが参加登録と車両の計測、その後にレースとなる。レースはカブスカウト達、親兄弟などその他の人々、の2部門に分けて行う。我が家は息子と私で一台づつ参加した。
冒頭の写真は、計測を終えて、出番を待つ力作ぞろいの車である。レースは単に坂道を助走なしに走らすだけなのだが、コースも全米統一規格でできている。驚いたのは、時間の計測はコンピュター100分の1秒まで計測する。これはもう、オリンピック並みである。
21番は息子の車、007は私の車である。結果はと言うと、息子は学年別で3位! 私はほとんど最下位に等しい状態。どうやら格好だけではダメなようだ。よし、息子よ、二人とも来年はもっと頑張ろう!
私自身、子供のころにはカブスカウトに属していた。しかし日本のカブスカウトでは、親も子も一緒に楽しめるこんなイベントはなかった。どこかにハイキングに行く程度で、しかもなぜか弁当はおにぎり三個という縛りがあった。どことなく旧日本軍風で、ハイキングといえどもなんだか行軍のような雰囲気さえあった。
息子よ、よかったな。父も楽しかったぞ。
by goodsurgeon24hrs
| 2008-01-26 09:40
| 日常
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