大人の勉強 |
人間は勉強ということから逃れられない宿命にある。
学生時代のやらなくてはならないので仕方なくやる勉強もあれば、大人になってから自分の興味ある知識をさらに磨くための勉強、趣味に関わる楽しいやる気満々の勉強まで、種類は様々だ。主婦の方であれば、多機能電子調理器具を新たに購入したので使い方を学ばなければならない、などというのも勿論勉強に含まれる。
学生時代や職業上での義務の勉強はさておき、私は大人の自主的な勉強は覚えることではないと思っていた。
大切なのは、自分が必要とすることがどこに書いてあるのかを漠然と知っていることだ
もちろん一回本などで情報を得て、それをいつまでも覚えていられればそれに越したことはない。しかし、私にはそんな芸当は不可能であると、潔く白状する。手持ちの頭脳はそれほどよろしくない
しかし必要な事項を忘れてしまっても、それが書かれている本がどれであり、その本のどの辺に書かれてあったかを漠然と覚えていればそれでいい。それが勉強の成果だ。あとはその本を紐解くだけである。
このようなことを勉強の成果とすることには、実は私の場合すでに学生時代からその萌芽があった。
例えば何か数学の公式を忘れてしまった場合でも、あの参考書をこれくらいの厚さでつまんだ所のページの右上にあった気がする、で生き延びてきた。
このような言わば「C調書物肉厚式勉強法」は大人になってからはさらにその有用性を増すようになった。
しかしここに来て、この「C調書物肉厚式勉強法」が大きな岐路に立たされている。それは電子書籍の存在である。
私は帰省の度に重くてかさばる書籍をスーツケースに入れて引きずって帰ってくるということを止めて数年経つ。日本で可能なものは全て電子書籍として購入してiPad miniで読んでいる。
問題は、電子書籍には厚みがない、ということだ。しかも文字サイズを変えることが出来るために、ページのどの辺であったというような覚え方も役立たない。文字サイズが変わるたびに、私の求めることが表示される位置が変わってしまうのだ。さらには文字サイズを変えなくてもページを繰っているうちに表示位置が変わってしまっていることもある。
うーん、これはまた完璧に覚える努力をやむなしとしなくてはならなくなってしまったのだろうか? 物事便利になる反面、どこかに陥穽が潜んでいる。
嫌かも。
<読了>
「うたかたの日々」 ボリス・ヴィアン
小生も同様のモノの覚え方です。
しかもわたしの場合、視覚や触感での記憶なのでモノの整理が下手です...(^^;
でも、そんな記憶の仕方なので山積みされた本やがらくたの中でも、確かこの辺に...、と目的のものを探すのは上手^^
デジタル化でモノを持たなくなっていくということをwebで観ましたが、わたしの長所短所はこの後の変化に追従し進化できるのかと少々不安です。
喜びました。かさばらないし、とかネ
でも 実際 買って読むと 何か しっくりきません。
結局 本は やはり 本で読まないとで、、
ページをめくったり 栞を挟んだり、。
それがすごく いいんだと感じました
アナログ人間です。本は山積み それが一番あっています。
「聖書を原語で読みたいのでヘブライ語の勉強をしたい。」の友人の言葉で初めて彼がクリスチャンだということを知りました。30年以上の付き合いなのに。
でも、驚くことではありません。政治のこと、宗教のことは話題にはしないことにしていますから。
正直言って、フランスに行きたいからフランス語の勉強をしたいと言ってもらったほうが気が楽ですが、そんなことはどうでもいいことですね。
シェーン
やはりアナログ一辺倒で育った昭和人としては、こういう風にアナログ感覚でどこにあったかといのは大切な技法ですようね。
本でも写真でも、モノを物質としてではなくデータとして所有するというのも一長一短のような気がしますね。
子供の時と大人になってからの大きな違いは、大人になってからの勉強の方が数段楽しい、ということではないかと思います。勿論仕事のための勉強とか、社内での昇進試験や社内資格取得のための勉強もありますが、やはり大人になると自分から進んでする楽しい勉強が多くなりますね。
年取るのも、まんざら悪いことではないかも。
クララさんもiPadで電子書籍ですか。
確かに本は私も紙で持ったほうが好きなのですが、重い、嵩張る、収納場所が必要、ということで今では電子化されてない書籍以外は全部電子書籍にしてしまいました。以前は帰省のたびに大きなスーツケースを二つ持ってゆき、帰りはその一つに本がいっぱいという有様でした。そういう意味では、電子書籍は助かっています。
あー、やっぱりそうでしたか! 私、結構良い勘してますね。って自分で威張ってもどうしようもありませんが。あはは。
理由はどうであれ、目標を持って勉強するのは良いですね。まして聖書となればモチベーションも相当に高くなることでしょうね。
でも自分の中ではこの資格を持っているからと言ってお客様からの契約が取れる訳でもないしこの資格が今の自分に必要かと言われれば全く必要ないんですwでも周りは取り始めていてホント困りますw
今年は仕方ないから取ろうかと思っていますけど
全く持って気合が入りません(苦汗)
自分の趣味の事に関しては本を買ってでも読むのに
あっこの場合電子いわゆるネットの情報では嫌んですよね。形にして残しておきたいんです(笑)
なので趣味の本は沢山あって奥さんから捨てろって時々言われています(苦汗)
本の情報ってあそこにこんな事書いてあったとか直ぐに分かるけどネットはね仰る通りです(苦汗)
私は仕事で使ういくつかの法律の条文や判例を全てテキストデータでワンファイルにして持っています。何百ページにもなりますが、かまわずにドンドン付け加えて行きます。順序も問いません。
で、調べたい文言が出てきたら、関係のありそうなタームを「検索」。一発で探し出せてとっても便利です。
電子書籍で「検索」ができるかどうかわかりませんが、これぞデジタル版C調書物肉厚式勉強法。アナログより早くて確実ですぞー。(^o^)
社内の試験、社内資格、業界内の資格など、試験って色々ありますよね。おっしゃるように日本の試験って受かったからどうだってことが見えてこないところが、やる気を失わせますよね。一生懸命に頑張って受かるのだから、受かる前後での違いが身をもって感じられるようでないとモチベーションが上がりませんね。
やはり本は紙がいいですね!
すごいですね! デジタルデータの機能をフルに活用、って感じでいらっしゃるのですね。
どこにでも膨大な量のドキュメントを持ち運べる、ということに関してはデジタルに勝るものはありませんね。私のそれが理由で書籍が電子書籍になってしまいました。k
検索で一発探し、ですか。なるほど。
書籍以外のことに関しては、私はまだまだです。EverNoteやONeNoteなども便利なようですが、全然使いこなしていません。とほほ。