敵と対峙する盾 |
私の生活は常に戦いである。
おっと、何に対しての戦いであるのかを言いそびれた。私の生活は、次から次へと攻め寄せる暇との戦いなのである。
相手が攻め寄せてくるのであれば、こちらは常にそれなりの対策を立てていなくてはならぬ。そして対策の数は、多ければ多いほど良い。
私の対策の中で、一番手っ取り早くどこにいても瞬時に活用できる対策は、何と言っても読書である。いつでもiPadを持ち歩いているので、例えば電車に乗っている最中に急に暴漢のように暇が襲ってきても、対処に困ることはない。
最近、私の本の読み方に変化が出てきた。以前は一度読んだ本を読み返すことはほとんどなく、もしも読み返すことがあっても、それは何十年も経てからの事であった。
ところが最近では、一度読んだものをもう一度即座に読み返すことすらある。さらに、重要なことは心に刻むべきという大変意欲的なことに取り組み始め、重要と思われる部位に出くわすと読書のスピードは突如としてナメクジの歩みのように遅くなる。
おそらく齢を重ねるにつれ、有意義な本を選択することが知らず知らずのうちに多くなったのではないかと推測する。経験値が上がった、というべきか。(もちろん、便所で読むにふさわしいようなくだらない本も、相変わらず自ら積極的に入手して数多く読んでいる)。そして、良書を教示してくれる友人はとても大切だ。
🐇
実はこのような変化を、私はまだ配偶者に伝えていない。そのようなことを言おうものなら、彼女は私が最近自分の読んだ本も覚えていられなくなってしまったのかと狼狽した挙句、井戸端会議で吹聴する可能性がある。そして噂は噂を呼び、いずれは職場に知れ渡る。そしてある時、職業に対しての適正を欠くと馘首されてしまうかもしれないという危険がつきまとう。風が吹けば桶屋が儲かる、のようにどこでどう繋がるのかは予測不可能な世の中だ。やはりこのことは秘密にしておくに越したことはない。
今や私にとって電子書籍を読むためのiPadは、怒涛のように押し寄せる暇との戦いのための盾なのだ。便利、便利。
<読了>
「ターゲット」 ジェローム・シュシャン
僕はいつも思います、読書が好きな人は時間を本当に上手に使えていいなと。読書をすると、その本の中の世界にトリップして楽しむことが出来ますね。しかも本というのは莫大な量があり、読み放題ですね。僕も本を読みたいのですけど、すぐ眠気が襲ってきます。特に本を読むのが苦痛なワケではないのですけど^_^;
お仕事お忙しい中にも寸暇を惜しんでの読者…お勉強家ですよね〜(*˘︶˘*).。.:*♡
TARGET‼︎(๑˃̵ᴗ˂̵)و ♫私も拝読させていただきました。
ピジネスカテゴリー、弓道カテゴリーかと思いきや…人生を照らしてくれるヒントがたくさん散りばめられていて、主婦の私も大いに感銘させていただきました。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
また良いご本がございましたら、是非ぜひご教示の程、よろしくお願いいたします。
🐇
昨夜の雷と突風から一転、今日さわやかな神戸でした。
仰るように本がなかったらどう時間をつぶすか(あれ時間をつぶす為に読んでいたのか)問題です。最近は主に図書館で借りてます。買ってるとどんどん増殖しそうなので。またまた同感なのは再読です。最近は村上春樹さんのを読み返すことが多いですね。一度読んだ本は、糸しおり(というのかな?)の端を結ぶ癖があり、図書館のもついついやってしまします(いけないのかもですが繊維がほつれるのを防げます)。で借りてきたものの中に偶に既に結ばれているものが。うーん読んだの忘れたのか・・・。又は同じような癖の方がいるのか謎です。
いやはや、私がうまく時間を支えているかとなると、相当疑問の余地がありますヨ。むしろ私は時間の無駄遣いに関しては天才的才能を持っていると自負しています。
限られた時間しか持たない我々が、どの本を選ぶかは難しい問題ですね。私の場合、読書のメインの目的は娯楽ですので、便所本がどうしても多くなってしまいます。情けない。でもためになる本ばかり読んでいたら、つまらなくなってしまって続かないでしょうね、私の場合は。読書態度が不埒なもので........。
: (
勉強家だなんて、とんでもない。そりゃ買い被りと言うものです。忙しい人ならそれこそ寸暇を惜しんで、となりますが、私の場合はあくまでも、いかにして暇をつぶすか、の対策です。
おやおや、Naoさんもこの本読まれましたか! そういえば確か..........Naoさんの記事にこの本の紹介が出てましたっけね。すっかり忘れておりました。私は弓道は全く知識がありませんが、この本はなかなか深い話に満ちていましたね。久しぶりに便所本から脱却した有意義な読書でした。
私の住んでいるところは大都市ではないので、日本の書籍を手に入れるのは通販に頼るしかありません。今までは帰省のたびに大量の本を買い込んでいたのですが、本って結構重いんですよね。と言うわけで、数年前から、電子媒体で出ている書籍はiPadで電子買い、紙媒体でしか出ていないもののみを本として買ってくることにしました。これで帰省から帰る時の荷物が随分と軽くなりました。
ただ、本を読む楽しさ、喜びに関しては、今でも紙媒体に勝るものはないと確信しています。電子書駅はいわば私の苦肉の策です。必要悪。
しおりの先端、確かにほぐれてきますね。先を結ぶとは、しおりにとってのコペルニクス的天回です! 私も取り入れようかな、と思いました。
もう、退治しても退治しても後から後からわいて出てくるウンカのようです。(^^;)
従いまして大好きな本を読む暇さえありません。(笑)
Holgaに限らず、トイカメラは危険です。
私は旦那趣味みたいな身分不相応に高いカメラもあるのですが、最近は2000円もしないようなトイカメラにすっかりハマってしまって、とんでもないことになっています。
迫り来るものが仕事の連続とは!! さすがです。
それって、大変だけど、同時に嬉しいですよね。常に社会とコミットしている幸せですよね! 軍兵雲霞のごとく候、って平家物語でしたね。
やはり本は私のような暇人のためのものですヨ。
:D