2016年 05月 04日
あすなろ物語 |
WHERE : 東京都世田谷区豪徳寺
CAMERA : Hasselblad 203FE, Distagon 50mm F4
私は時折、アルコール飲料を楽しむ。我儘ではないので、種類は一切問わない。
私自身は「嗜む」ということばが最も適切だと思っているのだが、配偶者に言わせると「酒飲み」だと言う事になる。このような言い方をすると、ひとたまりも無い。そして驚いた事に、配偶者自身は酒を「嗜む」のだそうだ。
既婚男性の知恵として、反論はしない。
さて、私がバーボンのハイボールを炭酸水抜き(つまり、ストレート)で飲む度、おっと違った、「嗜む」度に思うことは、あすなろ物語。
安いバーボンを飲むと、味、風味、香り全てがいかにもトウモロコシ。まるでトウモロコシを丸かじりしたあとに残った芯にアルコールを浸して吸っているような感じがしないでもない。アルコール分がトゲトゲしいのは、熟成などとは縁の薄い安酒の宿命。
高級バーボンはとなると、さすがにこれは話が異なる。一生懸命の努力の末、まろやかでトウモロコシの面影が少なくスコッチに近い感じになってくる、と言うのが私の感想。
開拓時代に手近にあるトウモロコシを使って作った安酒も、明日は摩訶スコッチに、明日は摩訶スコッチに、と100回念仏を唱えて精進するうちに、スコッチに近づいたに違いない。
しかし、スコッチにはなり切れない。ここがウイスキーのあるなろ物語。
私は将来の貧乏性がたたり、あまりに高級なバーボンは美味しいことは判るが、どうもバーボンとしての誇りが足りないように感じてしまう。
この私の崇高な考察を配偶者の言葉で言うと、「酒飲みは安い酒で十分」という事になるに違いない。
<読了>
" Pinhole possibilities " Paula Eubanks
「針穴写真を撮る ー やわらかい光、ゆるやかな時間」 田所美恵子
「ピンホール写真徹底ガイド」 竹田辰興
by goodsurgeon24hrs
| 2016-05-04 16:02
| 日常
|
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|
Comments(6)
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debu8219 at 2016-05-05 08:20
酒を嗜む...きっと自分には当てはまらないですね(苦笑)
自分は、酒呑みの部類ですから絶対に(苦笑)
若い頃は、スナックでも安いウイスキーで自分は、その頃観ていた洋画の影響でちょっと高めのバーボンを呑んでいましたよ。
トウモロコシの味はしなかったと思いますけど(苦笑)だからちょっと高い筈(苦笑)
横浜では、ワンショット幾らでその都度お金を払う外国みたいなお店が結構あってそこで呑んでいました。
もうお店の名前も忘れてしまったけど、本牧から山下の辺りで数軒あったのを覚えていますよ。ガキがカッコつけて呑んでいたのですから周りから見れば「あのクソガキ共味わかるのか?」って目で見てたと思います今となっては(苦笑)
懐かしい思い出ですね(笑)
今は味が分かるのか?って....
お酒なら何でもいいっていう部類に進化しました(爆)
自分は、酒呑みの部類ですから絶対に(苦笑)
若い頃は、スナックでも安いウイスキーで自分は、その頃観ていた洋画の影響でちょっと高めのバーボンを呑んでいましたよ。
トウモロコシの味はしなかったと思いますけど(苦笑)だからちょっと高い筈(苦笑)
横浜では、ワンショット幾らでその都度お金を払う外国みたいなお店が結構あってそこで呑んでいました。
もうお店の名前も忘れてしまったけど、本牧から山下の辺りで数軒あったのを覚えていますよ。ガキがカッコつけて呑んでいたのですから周りから見れば「あのクソガキ共味わかるのか?」って目で見てたと思います今となっては(苦笑)
懐かしい思い出ですね(笑)
今は味が分かるのか?って....
お酒なら何でもいいっていう部類に進化しました(爆)
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surgeon24hrs
at 2016-05-06 02:17
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魔王さん、おはようございます。
あはは、私の「嗜む」はあくまでも主催者発表の話でありまして、警察発表では「酒飲み」。
日本ではウイスキーブームと聞きましたが、最近は少し収まったのでしょうか。日本のはスコッチの製法ですね。なんか、なかなか手に入らない国産ブランドもあるとか。
横浜では飲んだことないですねー。本牧から山下なんて、格好いいけど、私だと帰りがちょいとしんどいです。 :D
あはは、私の「嗜む」はあくまでも主催者発表の話でありまして、警察発表では「酒飲み」。
日本ではウイスキーブームと聞きましたが、最近は少し収まったのでしょうか。日本のはスコッチの製法ですね。なんか、なかなか手に入らない国産ブランドもあるとか。
横浜では飲んだことないですねー。本牧から山下なんて、格好いいけど、私だと帰りがちょいとしんどいです。 :D
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voyagers-x at 2016-05-06 11:50
おはようございます!!
僕はアルコールが弱いです。ほんの少ししか飲めません。飲む人が好きな人は、多分いろいろと試されて、舌が肥えているのだと思います。アルコールが弱い人には微妙で繊細な味の違いは分かりづらいのかもしれませんが、ほんの少ししか飲めないからこそ、僕は値段にかかわらず本物とか究極を味わいたいな。........って、自己満足だけかもしれないけど^_^;
僕はアルコールが弱いです。ほんの少ししか飲めません。飲む人が好きな人は、多分いろいろと試されて、舌が肥えているのだと思います。アルコールが弱い人には微妙で繊細な味の違いは分かりづらいのかもしれませんが、ほんの少ししか飲めないからこそ、僕は値段にかかわらず本物とか究極を味わいたいな。........って、自己満足だけかもしれないけど^_^;
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surgeon24hrs
at 2016-05-07 06:02
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voyagers-xさん、こんにちは。
うーん、舌が肥えている方もたくさんいらっしゃるようですが、とにかく私はお酒に限らず何でも細かい違いがわからない種類の人間なので、ただお酒を飲むというだけです。 :D
voyagers-xさんみたいに本当にいいものをチョッピリが本来あるべき姿でしょうね。 : )
うーん、舌が肥えている方もたくさんいらっしゃるようですが、とにかく私はお酒に限らず何でも細かい違いがわからない種類の人間なので、ただお酒を飲むというだけです。 :D
voyagers-xさんみたいに本当にいいものをチョッピリが本来あるべき姿でしょうね。 : )
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hariana_no_kokoro at 2016-05-08 10:37
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surgeon24hrs
at 2016-05-08 14:12
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しきはんさん、こんばんは。本日、日本で撮ったフィルムが現像から帰ってきました!
私は「嗜む」範囲を問わないので、ビール、ウイスキー、ワインなど、何でもありです。残念なのは、私のすんでいるような地方都市では美味しい日本酒が手に入りません。と言うわけで、日本酒だけは帰省した時に美味しいのを「嗜む」ことを楽しむことにしています。
ご指摘の通り、読書が図らずも「針穴強化月間」になってしまいました。一番上の本はAppleのiBookでしか手に入らない電子書籍です。はじめに原理や仕組みを簡単に説明したあとに、あとは各章に課題を割り当てて、それをこなしながら写真の腕を磨いてゆくと言う趣旨のものです。いろいろなピンホール写真家の作例なども沢山載っていて、なかなか良かったです。本の中で紹介されていたBethaney De Forestと言う人のFunky Landscapeと言う写真集(来月発売)がおもしろそうなので、手に入れようかと思ってます。
私は「嗜む」範囲を問わないので、ビール、ウイスキー、ワインなど、何でもありです。残念なのは、私のすんでいるような地方都市では美味しい日本酒が手に入りません。と言うわけで、日本酒だけは帰省した時に美味しいのを「嗜む」ことを楽しむことにしています。
ご指摘の通り、読書が図らずも「針穴強化月間」になってしまいました。一番上の本はAppleのiBookでしか手に入らない電子書籍です。はじめに原理や仕組みを簡単に説明したあとに、あとは各章に課題を割り当てて、それをこなしながら写真の腕を磨いてゆくと言う趣旨のものです。いろいろなピンホール写真家の作例なども沢山載っていて、なかなか良かったです。本の中で紹介されていたBethaney De Forestと言う人のFunky Landscapeと言う写真集(来月発売)がおもしろそうなので、手に入れようかと思ってます。