2015年 12月 01日
現時点で役に立た無い観光案内 |
鳥系蛋白をたくさん摂取した感謝祭の週末が終わった。今では毛穴という毛穴から羽が生えてきそうな気がする。
今回は過去への、あるいは未来への観光案内。
アメリカ西海岸の北部に位置するワシントン州シアトル。私は今年の四月に初めて訪れた。
市の西にはPike Place Marketという生鮮食料品や工芸品を扱う大きな市場があり、観光客もたくさん訪れる所となっている。私もカメラを持って足を伸ばした。
市場から裏道へ抜けるやや薄暗い通路に近づくと、甘ったるい人工的な匂いが漂ってくる。なにかと思いながらさらに歩を進めると、出現するのがGum Wall。レンガの壁に噛んだガムが一面に貼り付けられている。
WHAT : Gum Wall
WHERE : Seattle, Washington
CAMERA : M9-P, Biogon T 35mm F2.0
一説によると、100万個以上だとか。あの匂いの正体は、チューイングガムの香料だったのだ。
もちろんこの壁も観光スポット。ものの解説によると1993年に貼り付けられたガムが最初であるという。
先週の新聞に、このGum Wallを20年ぶりに清掃するという記事が出ていた。作業には3日かかると書いてあった。確認したわけでは無いが、もう既に清掃済みと思うので、冒頭に記したようにこれは過去への観光案内。
それでもあと20年たてば、元どおりのGum Wallに戻っているに違い無い。したがってこれは未来への観光案内でもあるのだ。
だが、清掃されてしまった現時点では何の役にも立た無い情報。悪しからず。
今回は過去への、あるいは未来への観光案内。
アメリカ西海岸の北部に位置するワシントン州シアトル。私は今年の四月に初めて訪れた。
市の西にはPike Place Marketという生鮮食料品や工芸品を扱う大きな市場があり、観光客もたくさん訪れる所となっている。私もカメラを持って足を伸ばした。
市場から裏道へ抜けるやや薄暗い通路に近づくと、甘ったるい人工的な匂いが漂ってくる。なにかと思いながらさらに歩を進めると、出現するのがGum Wall。レンガの壁に噛んだガムが一面に貼り付けられている。
WHAT : Gum Wall
WHERE : Seattle, Washington
CAMERA : M9-P, Biogon T 35mm F2.0
一説によると、100万個以上だとか。あの匂いの正体は、チューイングガムの香料だったのだ。
もちろんこの壁も観光スポット。ものの解説によると1993年に貼り付けられたガムが最初であるという。
先週の新聞に、このGum Wallを20年ぶりに清掃するという記事が出ていた。作業には3日かかると書いてあった。確認したわけでは無いが、もう既に清掃済みと思うので、冒頭に記したようにこれは過去への観光案内。
それでもあと20年たてば、元どおりのGum Wallに戻っているに違い無い。したがってこれは未来への観光案内でもあるのだ。
だが、清掃されてしまった現時点では何の役にも立た無い情報。悪しからず。
by goodsurgeon24hrs
| 2015-12-01 10:36
| 日常
|
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Comments(8)
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voyagers-x at 2015-12-02 09:28
おはようございます!!
こりゃまたすごい光景ですね。すごい量が揃えば、素敵なアートになりますね。でもガム.......人の唾液がたくさん付いたガム.......と変な方向に連想が回ってしまいました。 ^^;
それにしてもすごいですね
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surgeon24hrs
at 2015-12-02 21:24
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voyagers-xさん、おはようございます。
すごいでしょ、これ全部誰かが噛んだガムですよ! バッチイ!
さすがにここまでくるとパブリックアートとの評価まであって、観光ガイドブックには必ず載っていました。
もういまは、綺麗になっているはずです。 : )
すごいでしょ、これ全部誰かが噛んだガムですよ! バッチイ!
さすがにここまでくるとパブリックアートとの評価まであって、観光ガイドブックには必ず載っていました。
もういまは、綺麗になっているはずです。 : )
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hariana_no_kokoro at 2015-12-02 23:14
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surgeon24hrs
at 2015-12-03 03:54
x
しきはんさん、こんにちは。
いやはや、本当にdisgustingな「アート」ですネ! :D
Wikipediaにも載っているのですが、今久しぶりにみてみたら、新たな情報が書き込まれていました。11月10日から130時間かかって清掃作業をしたそうです。ガムが1070Kgだったそうで、すごいですんねー。
ガムの糖でレンガが腐食してしまうのを防ぐ為に清掃したらしいです。
いやはや、本当にdisgustingな「アート」ですネ! :D
Wikipediaにも載っているのですが、今久しぶりにみてみたら、新たな情報が書き込まれていました。11月10日から130時間かかって清掃作業をしたそうです。ガムが1070Kgだったそうで、すごいですんねー。
ガムの糖でレンガが腐食してしまうのを防ぐ為に清掃したらしいです。
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N-styel at 2015-12-04 08:38
イヤぁ~~~(/ω\)
なんでガムを壁に貼り付けるのでしょう??
アメリカ人=ガムっていう印象はありますが…ヤレヤレ…┐(´-`)┌ これは…!!
衛生的ではないですよねぇ~˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚
清掃なさる方には、深く頭が下がります…。
何かジンクスとかあるのかしら??
神社では御神籤を付けたり、Parisでは恋人の永遠の愛をロックすると鍵を橋に付けたりとありますが…ガムって…。
ちょっと理解に苦しみますが~(*´Д`)
シアトルって何か言い伝えとかあるのかしら??不思議な光景ですよね。
っていうか…虫とか大丈夫かしら…心配…(>_<)
なんでガムを壁に貼り付けるのでしょう??
アメリカ人=ガムっていう印象はありますが…ヤレヤレ…┐(´-`)┌ これは…!!
衛生的ではないですよねぇ~˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚
清掃なさる方には、深く頭が下がります…。
何かジンクスとかあるのかしら??
神社では御神籤を付けたり、Parisでは恋人の永遠の愛をロックすると鍵を橋に付けたりとありますが…ガムって…。
ちょっと理解に苦しみますが~(*´Д`)
シアトルって何か言い伝えとかあるのかしら??不思議な光景ですよね。
っていうか…虫とか大丈夫かしら…心配…(>_<)
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Neoribates at 2015-12-04 14:54
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surgeon24hrs
at 2015-12-05 01:12
x
Naoさん、こんにちは。
ここまでになるまで20年。チリも積もれば山となりますが、ガムは積もると壁になります。
レンガ塀に貼り付けられているのですが、なんでもガムに含まれる糖でレンガが腐食するらしいのです。パリの橋のロックは相当重いと思いますが、このガムも清掃したら1070kgの量だったそうで.....
1トンのガムって、なんかすごい。
ここまでになるまで20年。チリも積もれば山となりますが、ガムは積もると壁になります。
レンガ塀に貼り付けられているのですが、なんでもガムに含まれる糖でレンガが腐食するらしいのです。パリの橋のロックは相当重いと思いますが、このガムも清掃したら1070kgの量だったそうで.....
1トンのガムって、なんかすごい。
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surgeon24hrs
at 2015-12-05 01:18
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Neoribatesさん、こんにちは。
最初にガムが貼り付けられたのが1993年。当時はその度にはがしていたそうですが、だんだんそれも追いつかなくなり、ついに1999には開き直って観光名所にしたとか。 :D
こちらの民はピクニックで芝の上にブランケットやシートを敷くのですが、その上を靴で歩いてるのを見たことがあります。シートいらないじゃん! :D
最初にガムが貼り付けられたのが1993年。当時はその度にはがしていたそうですが、だんだんそれも追いつかなくなり、ついに1999には開き直って観光名所にしたとか。 :D
こちらの民はピクニックで芝の上にブランケットやシートを敷くのですが、その上を靴で歩いてるのを見たことがあります。シートいらないじゃん! :D